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赤磐市の地質遺産(1)

2016年1月26日 (赤磐市の地質遺産)

1. はじめに

赤磐市には,遠洋の深海底火成岩類,海洋プレートによって大陸縁辺に運ばれてきた付加体,浅くて温暖な海の堆積物,河川や湖を埋めた礫層,地下数10㎞の地殻下部で発生したマグマ溜まり(花崗岩)とそこから地表へ噴き出した火山などを起源とした火成岩があります.

図1.1. 地質の形成場の概念図


それらの地質体は現在へ至るまでの間にいくつもの地殻変動(褶曲,断層,隆起・沈降)を経験しています(図1.1).

赤磐市には,変動帯に属する日本列島の地質としては極めて異例であるとともに,赤磐市を代表する貴重な地質遺産である最古の川と谷の化石が分布します.

それは日本がまだアジア大陸の一部であった古第三紀(約6500万年前〜2300万年前)に形成された吉備層群(鈴木他.2003)と呼ばれる円礫岩を主体とする地層です(図1.2).

2. 赤磐市の地質概説

図2.1. 赤磐市の地質概略図.
20万分の1地質図(シームレス地質図研究グループHP)に吉備層群周匝層(鈴木他,2003)を加筆.


図2.2. 赤磐市周辺および日本列島の地質年代表
地質調査総合センターHPおよび改訂岡山県地学のガイド(野瀬(編)2013)を参考.

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