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赤磐市の地質遺産(3)

2016年1月26日 (赤磐市の地質遺産)

3.3. 周匝層の露頭

  吉井グラウンド(茶臼山西斜面)に分布する周匝層は,約3500万年前の中国大陸を流れていた河川(古周匝川と仮称する)に堆積した亜円礫,亜角礫,砂岩および凝灰岩が固結したものです.

A地点(吉井グラウンド)

 図3.3.1. 吉井グラウンドの露頭.写真の右側が川岸に当たり,写真左奥は川の中程に当たる.


図3.3.2. 吉井グラウンドに分布する周匝層と基盤岩の関係(図3.2.1.の右側).鈴木他(2003)から引用.


 円礫岩は中〜大礫サイズの流紋岩,安山岩,泥岩,砂岩,花崗岩および花崗閃緑岩などの円〜亜円礫からなります.

 この露頭では,基盤のペルム系舞鶴層群の粘板岩との境界(垂直な不整合面)が確認できます.

 川岸(側面)に当たる露頭では,堆積当時,崖を成していた基盤(舞鶴層群粘板岩)が崩れてできた崖錐由来の厚い角礫岩と河原の礫由来の円礫岩が互層しています.

 この地層は吉備高原に見られる河川(埋立)成堆積岩の中で最もその形成年代が古いものの一つです.

周匝層の露頭

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