2016年5月27日,赤磐市役所で連携協定書の調印式を行いました。また、調印式、連携協定の記事が、産經新聞、山陽新聞に取り上げられました。
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活動が毎日新聞デジタル版に取り上げられました。
研究拠点(廃校)の確保
<概要>
jGnet理事会は,前期の終わりから活動拠点となり得る施設(廃校)を求めて,吉備中央町,岡山市,瀬戸内市および赤磐市(いずれも岡山県南部の自治体)の関係部署と協議を重ねてきました.その経緯の一部は竹下・板谷(2015)にまとめていますので,ぜひご参照ください.
協議を行った4つの自治体の中で,私達との連携に最も積極的だったのは赤磐市でした.余談ではありますが,赤磐市長は岡山大学で工学博士号を取得した研究者であり,さらに技術士資格を有している専門技術者でもあります.地球科学の現状を理解されているおそらく唯一の市長です.赤磐市の全面的なバックアップのもと,研究拠点の今年度中の確保に目処が立ってきました.現在は,その拠点で実施する具体的な事業内容と予算の計画を立てているところです.
<参考資料>
<これまでの経緯>
● 2015年
1月:吉備中央町の3つの廃校を見学後,利用計画書を作成して提出.
2月:岡山県教育事務所にて県内の廃校情報を取得.岡山市と瀬戸内市の廃校を見学.
3月:岡山市に廃校利用計画書(地球科学系博物館構想)を提出.
5月:都市計画法の壁を越えられないため岡山市での廃校利用計画を断念.
6月:瀬戸内市の廃校を対象とした再利用計画書(地球科学系研究所構想)を提出.
(7月〜9月:国際連携事業に取り組んだため拠点探しはお休み)
10月:赤磐市の廃校と支所の一部を見学.地球史研究所構想を作成.
11月:協議先を赤磐市に絞り,地球史研究所を中核施設としたジオパーク構想をまとめる.
12月:赤磐市の地質概査と地質情報のコンパイル.
● 2016年
1月:引き続き,赤磐市の地質概査と地質情報のコンパイル.
2月:赤磐市地域の地史をまとめた広報資料(チラシ)を作成.
3月:乙藤会員が赤磐市へ移住.
4月:具体的な活動計画の作成へ
研究拠点での事業計画の策定にご協力いただける方は事務局(office@jgnet.org)へお申し出ください.
国際会議「変成岩と変成作用:将来の展望」後援
赤磐市の地質遺産(4)
4. その他のジオサイト候補
赤磐市には吉備層群周匝層だけでなく,地質学的に非常に価値のある施設及び露頭(ジオサイト)がいくつもあります. “赤磐市の地質遺産(4)” の続きを読む
赤磐市の地質遺産(3)
3.3. 周匝層の露頭
吉井グラウンド(茶臼山西斜面)に分布する周匝層は,約3500万年前の中国大陸を流れていた河川(古周匝川と仮称する)に堆積した亜円礫,亜角礫,砂岩および凝灰岩が固結したものです. “赤磐市の地質遺産(3)” の続きを読む